かま日記 6/14(水)
6月14日(水)
晴天。本日は利用者なし。いやいや、分かんないでしょうけど、今、手が震えてますよ。ダイイングメッセージなみのぶるぶる感ですよ。
まあ、いい。良くはないけど、まあ、いい。それはそれで、まあ何とかしよう。その日に出来ることを淡々とするだけだ。それがきっと後に繋がっていく筈だ。
ということで、本日は、土曜日の日中一時の希望者の様子を伺いに、うちの看護師と近隣の養護学校へ。せっかくなので、知っている人のクラスを回る。あっ、不信感たっぷりの目でこちらを見る少年が。今週の土曜日、待ってるよ。少年について先生と話。そちらは慣れましたか?と先生。3回目の利用で少し慣れたようでした、と私。学校でも3日目からぼちぼちでした、と先生。うーむ、なるほどなるほど。帰りの車で泣いていましたけどね、と私。それは学校も同じでした、と先生。うーむ。そうか、そうか。なんか、馴染んでいくパターンが同じなのね。
てなやり取りをしつつ目当ての教室へ。体調を整えて、朝の会をして、の時間。そして、自立訓練の様子を見させて頂く。教室には、何故か金魚やメダカや、あまつさえ亀までいる。癒しやねー。私が、わーい亀だ、と少年のように無邪気に水槽をのぞき込んでいる間にも、うちの看護師は着々と聞き取り。なんか、取り残されている。さすがに恥ずかしさを覚え、取り繕ったように真面目に話す。うんうん、なるほどなるほど。そうそう、人と話していて、なるほどと相槌を打つ人の95%は、なるほどと云いながら次に自分が話すタイミングしか考えていないという調査結果がある。知ってました?え、嘘?嘘じゃないですよ。だって、少なくとも私はそうですから。そんな私の逡巡の間にクラスの先生はおもむろに亀を生徒に触らせたりしている。一瞬、不穏な空気に包まれる教室。やばい。何よりも平和を愛する私だ。この場を繕わなければと気を遣った私は、やや引きながらも、アニマルセラピーみたいですね、と全力でフォローの発言をするものの、亀は固いし、冷たいし、と亀の存在を全否定するような言葉が周囲の先生から飛び交う。ああ、亀よ。あなたに罪はないのに。フォロー失敗。撤収。
いやいや、亀の話ではなく、生徒さんの様子を見に来たのね。また、7月の体験の日にお会いしましょう。様子を見せてくれて、ありがとう!