かま日記 6/2(金)
6月2日(金)
曇天。本日の利用者は女性が1名。受診の為、遅れて登場。私は、うちの看護師と共に近隣の養護学校に、日中一時を利用予定の子供さん達(小学3年生。ふふふ)の様子を見に行く。なんと、おふたり。運動会が近いとのことで、その練習に余念がない中、場違いな感じで佇むわたくしですが、看護師は色々と情報収集。さすがやなー。私はちゃちゃを入れるだけ。なんだかなー。おひとりは、明日来られます。また明日!
利用者さんは、受診の長い待ち時間の間に少ししんどくなったようで、ベッドで休息中。午後もゆったり。お疲れ様、ばいばい!
14時15分からは、私が以前サビ管をしていた事業所の利用者さんの母上とそのお友達が来訪。いらっしゃいませ!そのお友達の子供さんは、近隣の生活介護に通っておられる。所謂、行動障害の特別加算の対象となっているようで、土曜日の日中一時を利用したいとのこと。先ずは体験をして頂いて、環境とのマッチングをしてもらうことにする。
夕方に冷蔵庫が届く。事業所がある地域で、不用品をリサイクルする仕組みがあり、前日のはつがまの時に自治会の副会長さんに、扇風機が欲しいな、と云ったら、数時間 後には扇風機を2つ届けて下さった。そして、その時に、実は大きな冷蔵庫も欲しいな、と云ったら、本日斡旋して下さったのだ。ドラえもんのような方。どっかに四次元ポケットを持ってんじゃないかと本気で疑う。今度、リフト車が欲しいって云ってみようかな。福祉分野にも詳しい方で、色々と地域の仕組みの中で、地域として連携出来ることを考えて下さっている。ずっと外に放置してあった冷蔵庫のようだが、まだまだ使える!玄関前でみんなで清掃。乾かして搬入。ありがたし。本当にありがたし。そして冷蔵庫の写真は、なし。撮ったは良いが、めっちゃ所帯じみていたので。ま、現物を見に来て。すっごいから。
その後は、公用車にかまたさん(←うちのキャラクター。年齢不詳。性別不詳。名前には諸説あり、現在はこの名前が暫定的に用いられている)のシールを貼る。うちのビジュアル担当のスタッフによる手作り。綺麗に貼れて、見違える公用車。しかし、貼りながら、苛々する、と呟く担当スタッフ。しーん…。そ、そうやって愛されるかまたさん(名前には諸説あり)。いや、でも、自分達で事業所の物を作っていく、こういうひとつひとつが大事やね。なんか、一体感があるよね。気のせいかもしれんが。
ちなみに、シーンという擬音は手塚治虫が最初に使ったのね。無音の状態を音で表現するってすごいと思わない?音ひとつない状態を、音で表現するのよ。私はね、この表現にこそダイナマイトを発明した方の名前を冠した文学賞をね、差し上げたいくらいです。はい。あと、犬が喋る時に使う、そうだワン、とかを考えた人。これはね、案外凄いことだと思うんですわ。で、話がいい感じに逸れているんですが、如何か。
そうそう今朝ね、驚いたのよ。5時30分くらいに携帯に電話が掛かってきて、その時間には既に事業所で呆然としていたのだが、電話に出ると雑音に交じって幼子が童謡を唄っているのね。ひー。まあ、ぞわっとしましたわ。それに続いて老婆の声で更に童謡が。ひー。まあ、ぞわぞわっとしましたわ。多分、日中一時を契約している方が間違えて母上の携帯を操作してしまったのかと思うが。その母上とは、普段はメールのやり取りなので電話を登録し忘れていて、番号しか出なかった、と強制的に納得したのよ。ただ、5時30分から(もしかしたら、もっと早い時間から)一日がはじまるんだな、と。それを、苦労とか大変という言葉で片付ける気はないし、実際、苦労とか大変という類のことではないとは思うのだが、私はその利用者の、そのご家族の生活の、ほんの断片しか知らないんだな、と。いや、利用者やご家族の生活の全てを知りたいと思っている訳ではないし、知る必要もないんやけど、私が向き合っている利用者がどのような時間を辿って、向き合うに至っているのかについて、少し想像力を働かせないといけないと思った次第なのです。まあ、その電話がそうであったと仮定した話やけどね。怖くて調べる気にならない
早朝の電話は怖いという話。