かま日記 序・5/9(火)
〈序〉
5月1日から日中一時事業所として、6月1日からは生活介護事業所として事業を開始するカマモトの日々のあれこれ、運営のあれこれを、いちスタッフの視点からみた日記
です。なので、私が見ていないものは、なかったことになっています。5月1日から開所しているのに、9日からという中途半端な開始です。なるべく無意味に無意味を重ね、その無意味さの中から色々な意味合いが滲み出るような、と書くと何だか意味あり気ですが、本当に無意味のミルフィーユのような状態でありたいと、日々願っています。
5月9日(火)
曇天。本日の利用は女性が1名。本日が4回目の利用。午前中はスタッフと畑へ。うちはまだ車両がないので、送って来てくれた母上に、更に畑まで送ってもらい、結局午前中は母も同伴。ありがたし。収穫したスナップエンドウは父上へのお土産。そう云えば、小学生の頃に土産を何と読むのかという国語のテストがあり、こうして問われるくらいなのでみやげなんて簡単な解ではないと思い、質問の意図を考えあぐねた結果、間違えたことがある。ある意味、神童。その元神童は、近隣自治体の相談員氏や某法人の相談員氏と会談。協力出来ることと出来ないことがあり、まだ何が限界かも分からないので、大切なケースの話もしつつ、重要そうなところは巧妙に避ける。なので、ほぼよもやま話。本音なんてのは、無駄な話や無駄な時間の中からしか出ないもの。これはこれで良いかと元神童は思うが、先方も同じ気持ちであることを切に願う。
15時には融資の面談。また借金。借金をしないと事業が展開出来ないが、借金しなれていない身としては震えちゃう。理事と連帯保証人の捺印も必要なので、兄のようなNPO法人の理事長が来訪。その上、パソコンの設定をしてくれる。ありがたし。その他、近隣の放デイの事業所の方も含めてよもやま話。この人達の頭の中はどうなっているのだろうと感嘆!感嘆はするが、実は感嘆符はおまけ。
本日、ひとつ腹立たしいこともあったが、借金を抱えている身としてはただただ我慢。借金をしていると卑屈になりますな。いや、前言撤回。ここに集う人達の為にも決して卑屈にはならぬ。頑張って乗り越えるのだ!って、乗り越えるって云っている時点で、なんだかもう、な感じですわ。